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健康豆知識

健康

2018.04.11

海洋生物と植物で違いあり オメガ3脂肪酸の免疫活性力

さまざまな健康効果を人にもたらしてくれるオメガ3系脂肪酸、
その種類は3種類に大別されます。

1つ目のα―リノレン酸(ALA)は、亜麻仁やえごまなど植物の種子や大豆に多く含まれます。
そして、DHAEPAは青魚やプランクトン、藻類など海洋生物に多く含まれています。

今回は、植物由来のオメガ3脂肪酸、海洋生物由来のオメガ3脂肪酸が与える免疫活性効果について、
カナダの大学研究チームが行った比較検証をご紹介します。

この研究では、胎児のころからマウスへオメガ3脂肪酸を与え、腫瘍に対するそれぞれのオメガ3脂肪酸の効果を確かめました。
その結果、海洋生物オメガ3脂肪酸は植物性オメガ3に比べて少ない量で腫瘍に対して効果を発揮することが分かりました。

もともとオメガ3脂肪酸は乳がん腫瘍の増殖を抑える働きがあることが認められていました。
今回の研究により、オメガ3脂肪酸が腫瘍のサイズを60~70%減、腫瘍細胞数を30%が減少させることが確認できました。
そして海洋生物由来のオメガ3脂肪酸の方が、植物由来のオメガ3脂肪酸に比べ、より少ない量で上記の効果をもたらすことが
分かりました。
これは、免疫の活性化において海洋生物由来のオメガ3の方が植物由来のオメガ3より優れていることを示唆しています。

オメガ3脂肪酸が腫瘍に働きかける効果についてはまだまだ研究途上ですが、
体内の脂質のバランスを整え、自分に合ったオメガ3脂肪酸を摂りつづけることでより高い健康効果が期待できるでしょう。

【参考文献】
Jiajie Liu,Salma A. Abdelmagid,Christopher J. Pinelli,Jennifer M. Monk,Danyelle M. Liddle,Lyn M. Hillyer,Barbora Hucik,Anjali Silva,Sanjeena Subedi,
Geoffrey A. Wood,Lindsay E. Robinson,William J. Muller,David W.L. Ma(2017)
“Marine fish oil is more potent than plant based n-3 polyunsaturated fatty acids in the prevention of mammary tumours”
The Journal of Nutritional Biochemistry,2017 Dec 27;55:41-52. doi: 10.1016/j.jnutbio.2017.12.011.