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健康豆知識

健康

2018.05.23

ビタミンDとオメガ3脂肪酸の相乗効果

青魚には良質な油(オメガ3脂肪酸)と良質なたんぱく質、
さらに骨にもカルシウムを始めとしたミネラルを含むため、
昔から豊富な栄養源として食されてきました。

オメガ3脂肪酸を摂るメリットは、これまで血中の脂質の改善という点で
多く注目を集めてきましたが、今回イランの研究者たちにより行われた調査では、
ある栄養との相乗効果で、よりオメガ3脂肪酸がもたらす健康効果の可能性が開けてきました。

その栄養とは、ビタミンD
ビタミンDと聞くと、骨を強くするために必要な栄養という印象が強いですが、
近年では免疫や生活習慣病に対する効果についても広く研究が進んでいます。
そのビタミンDとオメガ3脂肪酸を一緒に摂るとどうなるのか、イランで妊娠糖尿病※の
女性120人を対象として調査が行われました。

結果として、オメガ3脂肪酸とビタミンDをそれぞれ単体で摂るよりも、
一緒に摂るほうが、より抗炎症、抗酸化能力を向上できる
という作用が得られました。

妊娠糖尿病の妊婦にとっても、ビタミンDとオメガ3脂肪酸を同時投与すると、
母子両方の健康に有益である可能性があります。

※妊娠糖尿病・・・妊娠糖尿病とは、妊娠中の女性が経験する高血糖値の状態を指します。
この状態は妊娠女性の約5%に発生します。妊娠糖尿病は早産、死産、新生児低血糖(出産後の低血糖)、
子癇前症(高血圧)、巨大症(通常よりも新生児が大きく発育し、出産時の合併症につながる場合がある)、
および高ビリルビン血症(新生児黄疸)など、多くの合併症の可能性を増やします。
出産後、母親は2型糖尿病発症のリスクが増加し、リスクレベルは妊娠後5年から10年間で3倍~7倍に増加する
と言われています。

【参考文献】
“The effects of vitamin D and omega-3 fatty acids co-supplementation on biomarkers of inflammation,
oxidative stress and pregnancy outcomes in patients with gestational diabetes”
Maryamalsadat Razavi, Mehri JamilianEmail author, Mansooreh Samimi, Faraneh Afshar Ebrahimi,
Mohsen Taghizadeh, Reza Bekhradi, Elahe Seyed Hosseini, Hamed Haddad Kashani, Maryam Karamali and
Zatollah AsemiEmail author
Nutrition & Metabolism201714:80
https://doi.org/10.1186/s12986-017-0236-9